マダミス制作サークル「修羅の道」のメンバーである金畑一耕(かなばたけいっこう)・朋智大五郎(ともちだいごろう)・枝町暗(えだまちあん)・岩崎冬子(いわさきとうこ)・樋貝詩野(ひがいしや)の5名。  彼らは、マダミス制作合宿で辺境の村「卓修羅村」を訪れる。楽しく有意義な時間になるはずであった合宿。  

しかし、2日目の朝、樋貝の死体が発見されたことで、一転して悲劇の時間と変わることとなる。皆があつまったその時どこからともなく不気味な歌が聞こえてくる。その歌詞は彼らの制作したマダミスで起こった事件の殺害方法をなぞらえていた。  そして、その歌詞には、今制作中のマダミスの事件についても触れられていた。歌が流れおわった時、メンバーの一人が言う。
「未発表のマダミスに触れている歌詞……信じたくないが、この中に犯人がいる。」  フィクションではない、本当のマーダーミステリーが始まった。