ようこそお越しくださいました。 本日はこんなお話を一席。時は江戸。 史上2番目に⻑く続いた時代のお話でございやす。
とある⻑屋に3人の若者がおりました。
「火消」「賭博師」「和妻師」
喧嘩もしながら、 これも犬猿の仲ってことでよろしく過ごしていた時でございやす。 ある朝目覚めますと、外が騒がしい。 「なんだ、なんだ」ってんで、見に行ってみやすと、 そこにはちんちくりんな格好をした若者が3人。 それぞれ「けんきゅうしゃ」「げいにん」「あいどる」などと、申す身分のもののようでございまして。
「今は何年だ?」なんてことを聞きますもんで、 「なんだい、そりゃ時そばかい?」なんて冗談混じりに言ってみますが、 どうやら本気のようで。「ああ、今は江戸の時分だよ」なんて言ってみますれば、「たいむすりっぷか?」などと訳の分からないことを言っているじゃないですか。 話を聞いてみますと「未来」から来たと。どうにか帰る方法が見つかるまで、⻑屋の若者3人が預かることにしたのでありました!
数日後、悲劇は起きてしまうのであります。 朝目覚めると、若者たちが住む⻑屋の大家の死 体が発見されたからさあ大変。 若者たちの運命が交差し、動きだしたようで。
まあだあみすてりぃ 「江戸運命交殺録∼ノコルコトノハ∼」 はじまりはじまりぃ。