・前作「この本丸に、カラスはいらない」通過済みor読了済みの方限定の追加シナリオとなります。

・刀剣乱舞のキャラクターになりきり進めていただくシナリオです。原作ゲームを知らない場合、プレイに支障が出る可能性があります。ご注意ください。

多くの刀が出払い、主も留守となった本丸にやってきた一人の高圧的な政府職員。 職員の理不尽な罵倒に耐え忍びながら刀剣たちは、時間が経ち、主やほかの仲間が帰還するのを待っていた。 しかしその夜、政府職員が頭から血を流し木に括り付けられた状態で発見される。 男の救急手当をして審神者に連絡を入れようとするが、本丸の通信が何故か遮断されていた。 この本丸は今、隔絶された空間だ。 主に連絡が取れずうろたえる刀剣男士たち。 そんな彼らに、宵闇から現れた一匹の黒い管狐が告げる。

「通信の復活処理には私が当たりましょう。皆様方はどうぞ、状況の整理を」

――この本丸にいる刀剣男士は今六振りのみ。 自分たちの中に犯人はいるはずがない。そう信じたい。……けれども。 いや。そんな、まさか。 …… 疑心暗鬼に苛まれながら、彼らは互いの潔白を証明するために話し合いを始める。 たとえそれが、結果として黒色の烏を炙り出す事になるとしても。