――あの湖は「月の狂気」に満ちている。 そう言われるようになったのは、いつからだろう。 それは満月の翌日にいつも不可解な死体が発見されるからだ。 3人の男女が訪れたある日、事件は起きた。 男が死体となって発見されたのだ。 ここには自分たち以外に誰もいない。 2人の女は彼の死因について話し合うことにした。 今宵は満月である。 「月の狂気」についても話す必要があるだろう…