駆け付けた警官が見たのは、街灯の下、血だまりに倒れた男性と――― 血が滴るナイフを持った黒いワンピースの人影。 その人影は駆け付けた警察に気づくと、振り返り綺麗に笑う。 「―――来た」 ナイフを持った手は赤く染まり、逆の手にはビリヤードボールの8番が握られていた。 被害者は少なくともこれで6名。 死体の上にはビリヤードのボール。 世間を騒がし、街を恐怖におとしいれた『ナインボール連続殺人事件』 それは、シリアルキラーの逮捕劇で幕を閉じたかに思えた。 しかし、事件はここから二転三転と様相を変えることになる。 あなたたちは、真相を解き明かすことが出来るだろうか?
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