白山と黒川と灰谷は中学高校生時代からの付き合いで、シェアハウスをするほどの仲。 そんな「三人組」だった。 今日はその中の一人、黒川の誕生日である。 しかし朝のことである。
「灰谷、遅いな」
黒川の親友の白山はそう呟きながら黒川の恋人である灰谷の部屋に向かう。 そして戻ってきた白山は黒川に告げた。
「灰谷が死んでいる」 黒川が灰谷の部屋に行くと彼女は死んでいた。 以前、ここ最近、昨日… 残された白山と黒川はいつからか、かすかな心当たりをお互いが抱えていた。

そして二人は、灰谷の死について動き出すのである。