今日が明日になるころ。 日中は多くの人が騒がしくするこの場所も、今では蛍光灯の切れかけた音と、四人の息遣いしか聞こえない。 異文化交流を目的として設立された国際学校に通う四人の生徒たち。 国境を越えた友情や愛情をはぐくむ彼女たちは、それぞれの理由で深夜の学校に忍び込んだ。 そこで目にしたのは、クラスメイトの桜井 秋(さくらい しゅう)が死んでいる現場だった。

様々な感情が渦巻く現場で、真相を明らかにすることができるのか。