「私は推理なんかしないぞ。面倒だから」
名探偵の言い放った衝撃的な一言。 容疑者として指定された彼は、当然不服なわけで。
「ならどうして俺が犯人だって言い切れるんだ」 「勿論、その理由はきちんと説明しよう。私ではなく、私の優秀な助手が」
こうして今日も私の労働が始まる。
|これは推理しない名探偵と振り回される助手の物語である。