放課後、いつものように部室へと集まった文学部の四人。 10分ぐらい談笑していると、Aは緊張しながらも、好きな男子に本命チョコを渡すことを宣言しました。 そして、おもむろに鞄から…… 取り出そうとした本命チョコが消えてしまっていました。 Aは30分ほど前には確かにあった物が紛失していたことに焦りましたが、部員達が誰もAの本命チョコの行方を知らないというので、自分の記憶を疑い始めました。 部室に来る前にどこかに落としたり、置いてきたり、盗まれてしまったのかもしれない。 そのように考えたAは部員達に本命チョコの捜索の協力をお願いしました。
マーダーミステリー『文学部と消えた本命チョコ』始まりです。