ここは、閉館後の水族館。 色鮮やかな熱帯魚も、優雅な金魚も、大きなサメも、かわいいペンギンも、眠りについた水族館。 そんな水族館の一角にある館長室に2人の飼育員が呼び出された。 「水槽のマンボウが消えた」 館長の最初の言葉を聞いた2人の飼育員は驚いた表情をしている。 館長はさらに続けた。
「水槽に5匹のマンボウがいたはずだ。だが現在は4匹しかいない。マンボウは世界中探しても、もうこの水族館の5匹しかいない。とても貴重なマンボウが1匹姿を消してしまった。マンボウ専属の飼育員であるあなたたち、なにか知っていることがあれば話してくれないか?」

2人の飼育員は目を見合わせる。 館長がこちらを見ている中で、あなたたちは話し合いをしなければならない。 都合の悪いことを館長の前で言うわけにはいかない。 2人は話し合いをはじめた。