英国貴族ブラックウェル家の当主ウォルターが死に、莫大な遺産が残された。葬儀の翌日に遺言状が開かれると、「執事のセバスチャンに全てを譲る」とあった。当主の弟や突然現れた”自称息子”を差し置いて、執事に!

しかも執事はついさっき亡くなっているのを発見されたばかりだった。
彼は死ぬ前に探偵に手紙を出していた。混乱の渦中に降り立った探偵は、悠然とその内容を語る。「執事曰く、『主人の死は殺人で、遺言状は偽物だ』とね!」