国を支え名誉の役職として繁栄していた陰陽師。 だが、国が陰陽師を雇わなくなってからは徐々に忘れさられていった。 かつての名家の生き残りである四人とその式神の四体は各々の目的の為、伝説の木を探していた。その木の力を使えばこれまでにない呪力を手に入れ、夢がなんだって叶えられる。 伝説の木を求めて彼等はある島に降り立った。島には一体の式神が居た。 彼は島を管理しているという。明日にはこの島を案内してくれるそうだ。

……翌朝、一人の陰陽師が死に、一体の式神が消えていた。 残された三人と三体は島の式神に提案される。 犯人を当てた者達を木へ案内する、と。