K大学の推理小説サークルは、毎年4回生が卒業した後の春休みに、G県で1泊2日の決起合宿を行う。 今年は3回生3人、1・2回生が各2人の合計7名で、晴天のK府を出発した。 昼過ぎにG県の山荘に到着するころには天候が変わり吹雪になってはいたが、無事に山荘に到着した一行は各々時間を過ごし、夕方からはサークル伝統のカレーを作り、食堂で皆揃って食事をとった。 夕食後は各々が時間を過ごし、20時からの決起集会のために再度食堂に集まった。 しかし20時になっても1人、満尾だけが現れなかった。 彼を呼びに行った者の悲鳴で満尾の部屋に集まった一同の前には、息絶えた彼の姿があった。