高い石壁に囲まれた廃屋の洋館がある

「館には霊が住んでいる その霊は財宝の番人として侵入者を排除するだろう」 館には現在の価値にすると数十億にもなる財宝が眠っているという しかし、それを目的に盗みに入った者たちは次々と命を落としていった。

そこは「幽霊館」そう呼ばれるようになっていた。 そんないわくつきの廃屋を買い取るものが現れた。 しかし買い取り手はその館を使う事はなかった。 どうしてもその財宝が欲しい主は 「宝探しツアー」を計画したのである。 クロスワードパズルと抽選を得て 館の前で5人の招待客が集まった。

館の主はロビーでこう言い放った。 「見つけ出した者には宝の半分を与える」 そう、それが15分前の話…… 各自バラバラになり館の探索を行い ロビーに戻ってくると首を吊った館の主の姿があった……