時は中世、我らが祖国は百年戦争の真っ只中。幾度とない敗退で窮地に立たされていたこの国に、突如として救世主ジャンヌ・ダルクが現れる。​  向かうところに敵はなく、ジャンヌ・ダルクとその臣下たちは嵐のように領地を取り戻していった。​人々は英雄の誕生に歓喜し、ここから始まる祖国の永遠なる発展を信じて止まなかった。​  

──彼女が死ぬまでは。