僕らは、どこにでもあるような私立高校の、どこにでもいるような仲良し男子五人組。の、はずだった。 高校生最後の年、五人で卒業旅行に行った先で、その中の一人が死んだ。おそらく、この中の誰かの手によって。 親友だと思っていた。高校を卒業して、バラバラになっても、またすぐ集まって、談笑して。そんな未来を、当たり前のように描いていた。 希望は絶望に変わり、友情は疑念に変わる。僕らはきっともう、元には戻れない。

これは、あの頃「準少年」だった僕らへの歌。