都内からほど近い、とある別荘地。 あなた達は深見という男の依頼を受け、彼の別宅へ集まった。 弁護士、医者、画家、探偵――それと、依頼とは関係なくやって来た彼の息子の御曹司。 各々が用事を済ませひと段落。 夕食会も終え、それぞれに用意された部屋で自由な時間を過ごしながら夜は更けていった。 翌朝、ドンドンと扉を叩く音で目を覚ました5人はある部屋へと向かうこととなる。 主寝室と思わしき部屋の前には、ひとりの女性が床に座り込んでいた。

「だ、旦那様が……!」

彼女の指さす方を見ると、開け放たれた扉の先には床に倒れ伏す一人の男性の遺体。 昨夜、夕食を共にした深見が血まみれになって倒れていた。