白菊学園(しらぎくがくえん)は『ツインズ』という独自の制度を採用している女子校である。 ツインズとは、入学した生徒を卒業までの3年間二人一組にして、絆を育む大切さを学ぶ制度だ。
2月のとある新月の夜、白菊学園に通う生徒会役員たちが、『願いを叶えてくれる幽霊』を呼び出すための『降霊会』を行った。 降霊会の最中、突然落ちる雷。真っ暗になる教室。 暫しの混乱の末に灯りがつく。しかし、降霊会の会場には何の変化もなかった。
しかし、突如起きた停電や不可解な足音に『願いを叶えてくれる幽霊』の存在を感じた少女たちは、『幽霊がまだ学校の中にいるかもしれない』と考えて、夜の学校探索に赴くのであった。
命に供花を
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