「でもまあ、酒呑も?」
呑み会とは楽しいもの。それが徹夜で気心知れた友人とであればなおさらだ。 そう、楽しいだけで終わるはずだったのだ。事件が起きなければ。 しかしマズイ。何がマズイって昨日の記憶がマジでほとんど何もない、とにかくなんとかしなければ───。
かくして、 友人同士はお互いを、何より自分の記憶を疑いながら調査を始める。自分が殺していない事を祈りながら。