ヒデキ、アンナ、セイヤ、トウマの四人は竹原先生の引率のもと、修学旅行で京都の街へ遊びに来ていた。修学旅行一日目は班行動、修学旅行二日目は自由行動。そして、二日目の夜に事件は起きた。  宿舎に帰ってくるはずの時間にヒデキが帰って来ない。同じ班のアンナ、セイヤ、トウマが不審に思っていると、竹原先生の携帯に電話がかかってくる。電話のため少し席を外し、その後帰ってきた竹原先生が班の皆に重々しく口を開く。
「…ヒデキが亡くなったそうだ」