20××年9月18日
ここは周りを海に囲まれた孤島。 この島唯一の資産家の館で晩餐会が開かれようとしていた。 晩餐会の時間となり集まる招待客、使用人達。 時間になっても大広間に現れない主人。 館主室を確認に向ったメイドが大広間に駆け込んでくる。 告げられる主人の死。 動揺する参加者達を後目に執事長がゆっくりと口を開く。
「晩餐会を始めましょう……主人がそう望んでおられるのですから」