山奥にある封鎖されたトンネルを通ると廃墟となった屋敷に辿り着く。 噂によると、この屋敷にはとある一家が暮らしていたそうだが、 当主が残した遺産を巡って争い、その後なぜか全員失踪したらしい。 屋敷内には争った形跡もなく、 本当に忽然と人だけがいなくなったかのようだった。
この噂をタネに
「トンネルを通るとタイムスリップし、当時の家族に会うことができる」
「タイムスリップに失敗すると家族と共に失踪する」など、 都市伝説が広まり、たちまち有名な心霊スポットとなった。 当時、この屋敷の秘書だった人物の家族から取材の許可と調査の依頼が届いた。 一家失踪の謎を解明し、都市伝説が嘘である事を証明して欲しいとの事だ。
私達は渡された資料を元に屋敷へ向かった。