紅魔館では、多くのメイド妖精たちが働いています。メイド妖精たちはあまり役に立っておらずいつも叱られていますが、それでも日々つつがなく暮らしています。  ある日、事件が起きました。なんと、レミリアお嬢様のために用意されていたおやつがなくなってしまったのです。その時間に紅魔館のその一角にいたメイド妖精は4人。その4人の誰かが、おやつを食べてしまったに違いありません。  メイド長の咲夜さんが、メイド妖精たちを呼び集めて尋ねます。「お嬢様のおやつを食べたのは誰ですか? 犯人は1週間おやつ抜き。もし誰が犯人か分からないなら、4人とも1週間おやつ抜きにします」  何ということでしょう。1週間もおやつ抜きになってしまっては大変です。メイド妖精たちは、自分のおやつを守るため、犯人を捜すことにしました……。