”学園”というものには”不思議”がつきものだ。  
まことしやかに流れるウワサ話に、人は名前を付けたがる。  
それはここ、茉莉羽学園も例外ではなく……  過去の不祥事で10年以上中止されていたという、学園の七不思議”呪われた学園祭”が今年は突然開催されることと決まり、生徒会のメンバー6人は忙しくも準備に取り組んでいた。しかし、開催が翌日に迫った日のこと。生徒会の皆で用意し飾り付けていた「茉莉羽学園 学園祭」の看板が無惨な姿となっているのが見つかった。
教室の黒板には 「この学園祭は呪われている  命が惜しくばトリヤメロ          学園の幽霊」 という荒々しい赤い文字。
所詮はだれかの悪戯か、はたまた本当に”呪われている”のか? 動揺し会議を始める先生たちと、不安がる生徒たちを前にして、生徒会の面々は無事に学園祭を開催するため、事件の究明をすることになった。
それぞれの葛藤と、事件に対する少しばかりの違和感を抱いて、きみたちは真実を見つけなければならない。