時は2XXX年、地球に浮かぶ小さな島国“邪パン(Japan)”。
そんな島国では都会と地方との格差が確かに存在しており、 地方の人たちは常に都会人に虐げられ、嬲られ、そして酷遇されていた。 首都“東狂(Tokyo)”でもそのような文化は顕著に現れている。 例えば東狂近辺の海すらない内陸地方都市“埼魂(Saitama)”に住むものは、 国に正式に発行してもらった通行手形がないと 東狂に入ることすら許されないのだ。 これを守らないと埼魂県民は埼魂へ強制送還されてしまう。
・・・いや、強制送還で済めばまだいい方なのである。 拷問や人身売買、挙句の果てに奴隷落ちのリスクさえもつきまとう。
これはそんな東狂のとある富豪の屋敷で起きた、 埼魂県民による許されるはずのない叛逆の事件である。