時計を見ると14 時頃。一番暑い時間帯だ。暑さで頭がぼんやりとし、現実なのか夢なのか分からなくなってくる。視線を上げればいつの間にか路地奥へ辿り着いていた。そこは草花が咲き誇り、一筋の光が差し込む先には踏み潰された一輪の花。
「あなたが殺したの?」