その声はどこからともなく、部屋中に響いた。
「君たちには今から殺し合いをしてもらう」
広間に居た7人は互いに顔を見合わせた。
「屋敷の中に凶器となるものはいくらでもある」
「刺殺、絞殺、撲殺、射殺、殴殺、圧殺、轢殺、斬殺」

「手段は何だっていい」「存分に殺し合ってもらおうじゃないか」
誰も返事をする気にはならなかった。
「ああ…そこに転がっている死体が気になるのか?」
「まあ少々気の早いプレイヤーがいたものでね」
「だがその程度は些細なことだろう?」
「なぜなら・・・」

「生き残れるのはただ1人だけなのだからね」

このゲームに慈悲などない。皆がそう悟った。